紙箱 製造方法


紙箱 製造方法


紙箱を作るための素材としては、コートボールやチップボールなどが使われています。コートボールは表面が白く裏がネズミ色をしていて、表面が滑らかで美しいことから紙箱の材料として良く使われています。通常は表面にパルプや上質の古紙を使い、中間層と裏面には新聞の古紙などが使用されます。チップボールは新聞や雑誌などの古紙を材料として作られたネズミ色の板紙で、厚みがあって丈夫なのが特徴となっています。ネズミ色をしているので印刷するのには向いていない紙ですが、装飾を必要とされない品物の包装のために使われたり、目立たない箇所の材料として使用されることが多い素材です。
この他にもダンボールのシートや特別に作られた紙などを材料として、紙箱が製作されることもありますし、紙の表面に特別な加工を行ってツヤを出したり水に濡れても箱が壊れないようにすることもあります。紙箱の利用方法を明確にして、用途に適した材料を使って紙箱を製作することが大切です。

これらの紙を箱の形に加工をしますが、一枚の紙を材料として立体的な箱に仕上げるために、展開図と呼ばれる図面が作られます。展開図は立体的な箱を平面に切り開いたもので、展開図の通りに切られた紙を折り曲げたりしてデザイン通りの紙箱ができあがるようになったものです。この展開図を作成する時には、デザイン通りの箱ができあがるようにするだけではなく、構造的にも問題がなく十分な強度が確保できることも確かめられます。そして、展開図が完成してから紙箱の表面にどのようなものを印刷するのかについて決定をした後に、実際に紙箱の製作に取り掛かることになります。製造段階では材料となる紙に印刷を行い、展開図通りに機械を使って紙を切り抜いてから組み立てを行いますが、構造や形状によっては糊で接着したり他の部品を取り付けたりする作業が必要となることもあります。全ての部品の組み立てと取り付けが終了すれば紙箱の完成です。

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