箱 作り方


箱 作り方


箱を作る時には、形状・用途・デザイン・材料などを明確にしてから箱の設計を行います。箱に要求されるものがはっきりとしていないと、形状やデザインが良いものであっても、箱としての機能を十分に発揮することができずに役に立たないものになってしまうからです。
形状やサイズなどの具体的な内容が決まりましたら箱の設計を行うことになりますが、立体的な箱を図面にするだけで設計が終了するのはなく、通常は材料となるもの板状の紙などから箱が作られることが多いので、最終的な箱の形状を切り開いて平面的なものにする展開図と呼ばれる図面を作成します。展開図は箱を好きなように切り開けば良いというものではなく、一枚の材料から無駄な部分が少なくなるようにすると共に、組み立てが簡単にできるように考えなくてはならないものです。そのため、手軽に展開図が作成できるCADを使用した場合でも、箱の展開図を手掛けた経験の少ない人と熟練者では、同じ箱の展開図を作成しても大きな違いが出てきます。

あまり箱の設計をしたことがない人では材料に無駄が多くて組み立てるのが大変な展開図しか作成することができませんが、多くの箱を設計した人であればより小さな一枚の材料で組み立てやすい展開図を作成することができます。無駄が少なく簡単に組み立てられる展開図をもとに箱を作れば、材料費や製造費が少なくなりますので、その分納期も短くて価格も安く販売することが可能になります。
実際に箱を作る時には展開図のチェックが何度も行われて効率良く作業ができることを確認しつつ、材料を型抜きするための準備が行われます。型抜きを行う前に材料に装飾をするための印刷や加工になどが行われて、その後で材料を展開図通りの形状にしてから、組み立てて箱が完成されることになります。このように一見簡単に作れそうにも思える箱ですが、使いやすくて価格も安く作るためには、多くのノウハウや労力が必要とされるものなのです。

▲ 箱 作り方 TOP

化粧箱とは 化粧箱 製造方法 化粧箱 種類 箱について 箱 種類 箱 作り方 パッケージとは パッケージ デザイン 紙箱について 紙箱 製造方法
Copyright (C) kesyoubako-seisaku.com. 化粧箱 All Rights Reserved.